天皇皇后両陛下が6月下旬ごろ、国賓としてイギリス公式訪問する方向で調整が進められている。両陛下のイギリス訪問を巡っては4年前、令和初の外国訪問として調整が進められたが新型コロナの感染拡大を考慮し延期されていた。訪問は6月下旬ごろから1週間程度の日程で両陛下はバッキンガム宮殿で国賓として歓迎行事などに臨まれる方向で調整が進められている。またオックスフォード大学の訪問やテムズ川の水運に関する施設の視察も検討されている。両陛下の外国訪問は去年6月のインドネシア親善訪問以来、即位後3回目となる。皇室とイギリス王室は古くから親密な関係にあり、おととし9月には両陛下がエリザベス女王の国葬に参列されたほか、秋篠宮ご夫妻がチャールズ国王の戴冠式に参列している。チャールズ国王の治療経過にも配慮し両国の政府間で慎重に調整が進められている。