デサンティス氏の撤退で、トランプ氏との2人の戦いになったヘイリー氏。直前の世論調査では、トランプ氏に差を広げられていて、トランプ氏への批判を強めることで、追い上げを図ろうとしている。ニューハンプシャー州の共和党トップを長年務め、ヘイリー氏への大口献金者と知られるデュプレイ氏は、ヘイリー氏がここで敗れれば、トランプ氏の候補者指名が確実になると、危機感を強めている。ニューハンプシャー州の有権者は、伝統的に、最終盤に投票先を決める傾向が強いため、逆転の芽はあるという。ニューハンプシャー州で、トランプ陣営の選挙対策本部長を務めるガーグアイウロ氏は、トランプ氏が現職大統領だった4年間の実績に勝るものはなく、候補者選びは、早期に決着するとみている。