新年を迎えるこれからの時期は串焼きなどが縁起物として需要がある茨城・霞ヶ浦のワカサギについて、漁協からの出荷量がきょうまでに40キロほどと去年の20分の1程度にとどまり過去最悪の不漁が見込まれることが分かった。霞ヶ浦でワカサギ漁を営んで40年以上の伊藤一郎さんはけさも漁に出たが取れたのは僅か30匹ほど。60年ほど前のピークには年間2600トンが水揚げされつくだ煮などが地域の特産品として親しまれてきたワカサギ。霞ヶ浦漁協によると加工業者に出荷したのはおととしは9トン、去年は820キロだったがことしはまもなく漁期が終わる中できょうまでの出荷量が僅か42キロにとどまり統計を取り始めた2013年以降、過去最悪の不漁が見込まれることが分かった。原因と見られているのが水温の上昇。