ソロモン諸島で行われたパシフィックゲームズ。太平洋島しょ国のオリンピックともいわれ24の国と地域から約5000人が参加した。開会式で最大の謝意を贈ったのは中国。大会の全面的支援を行い支援総額は160億円余。7月には警察連携強化の覚書を交わしたソロモン諸島と中国。中国は警察官を常駐させ装備品も提供している。今大会の警備は計画段階から支援した。2年前、政府は遅延回復のため中国の支援を受けたとみられる。さらに中国の動きが目立つのは通信インフラの整備。ファーウェイ製の電波塔161基の建設を進めている。今後、海底ケーブルの敷設も交渉している。警戒を強めているのはアメリカ・オーストラリア。太平洋島しょ国への支援を強化している。一方、報道機関にも中国の影響が指摘されている。