日銀は、黒田前総裁のもとでいわゆる異次元緩和を始めてから3か月後の2013年7月から半年間の金融政策決定会合の議事録を公開した。当時、アメリカの金融政策の修正をめぐる観測が金融市場に波乱を引き起こしたことから、政策委員の間で金融政策の正常化を進めるうえでのリスクが強く意識されていたことが分かった。いま、市場では、日銀の政策転換のタイミングが近づいているという見方が出ていて、今後、日銀が市場とのコミュニケーションをどうはかるかが焦点となっている。
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