石破総理大臣は日本時間のあす未明、訪問先のアメリカでトランプ大統領との初めての日米首脳会談に臨む。トランプ大統領がアメリカ第一主義を掲げる中、日米両国での幅広い分野での協力が世界の平和と発展につながるという認識を共有し、関係強化を図りたい考えだ。会談で石破総理大臣は「率直な意見交換を行い、首脳同士の個人的な信頼関係を築きたい」としている。また安全保障分野では「日米同盟がインド太平洋地域の平和と安定の礎だという認識の元、同盟の抑止力と対処力のさらなる強化で一致したい考えだという。さらに経済分野ではアメリカに対する日本の巨額な投資が雇用の創出にも貢献していることを説明し、両国の国益に沿う協力関係の構築を目指す方針だ。日米両政府は会談の成果を盛り込んだ共同声明を発表する方向で調整を進めており、会談終了後には両首脳が揃って記者会見を行う予定。日本政府内では「トランプ大統領がどのような対応をとるのか予断できない」との見方も出ている。