日米首脳会談。トランプ氏の印象を聞かれた石破総理は「恐ろしい方だという印象がなかったわけではないが強い使命感を持たれた方だということを感じた」とコメント。日本側として、気が気でないのが関税の問題。この直前、カナダとメキシコに対しては合成麻薬などの流入を理由に火曜日から25%の関税を適用すると宣言した。カナダで行われたNBAの試合でアメリカ国歌にブーイングが沸き起こりスーパーではアメリカ産の酒が撤去されるなど反発が起きたが結局、カナダとメキシコは国境警備などの対策強化をうち出すことで関税について、1か月間の猶予を得た。明海大学・小谷哲男教授は「この期間で成果を出せと言っている。対策が手ぬるいと再び関税で脅しをかける可能性はある。」などと指摘。中国に対しても、10%の追加関税を発動。中国は報復関税に乗り出したがトランプ氏は今後、中国に対し60%の関税発動に踏み切ると小谷教授は見ている。貿易赤字の解消のためには中国との経済の切り離しすらいとわないという。日本に対する関税についてトランプ大統領は「それほど話し合っていない」とコメント。一方、石破総理はアメリカが関税を引き上げた場合報復措置をとるか問われると「“仮定のご質間にはお答えをいたしかねます”というのが日本の定番の国会答弁」などとジョークで返した。