先月3日、トランプ政権は「解放の日」と演説し「相互関税」を発表。28日、アメリカ国際貿易裁判所は、トランプ政権が発動した関税の一部差し止めを命じた。差し止め対象は全世界を対象にした「相互関税」と中国、カナダ、メキシコに関する関税。トランプ大統領が国際緊急経済権限法を根拠に関税を課したことは大統領の権限を超えており「違法で無効」としている。アメリカ国際貿易裁判所は10日以内に停止命令を出すよう求めている。TBS CROSS DIG with Bloomberg責任者・竹下隆一郎は「トランプ関税にアメリカ国内からもNOがつきつけられた。公的な場所からもNOが出たのは大きい」「最近、アメリカではTACOという言葉が流行っている。意味はトランプいつも尻込み」と話す。ブルームバーグ通信によると、トランプ政権は判決を不服として上訴を申し立てた。昨夜、石破総理大臣はトランプ大統領と電話会談を行った。石破総理は「非常に有意義だった」と話す。今後、担当閣僚間で議論を詰めていくことで一致したという。4回目の関税交渉はワシントンで30日に開催予定。