アメリカのトランプ大統領とウクライナのゼレンスキー大統領が会談した。米・ワシントンから中継でレポート。プーチン大統領との会談以降「ロシア寄り」と取られる姿勢を示しているトランプ大統領だが、ウクライナが求めているロシアから再び攻め込まれないための安全保障についてはアメリカが関与すると明言した。一方でトランプ氏は、一時的な停戦について「必要とは思わない。戦闘を継続しながらでも和平合意を交渉することはできる」と述べた。恒久的な和平合意を結ぶまで戦闘を継続し、時間稼ぎを図るプーチン氏に同調するような姿勢を改めて示した形。会談では東部ドンバス地方の領土割譲についても話し合われたとみられる。トランプ氏とゼレンスキー氏の個別の会談は1時間半ほどで終了していて、トランプ氏とゼレンスキー氏のどちらも「良い会談ができた」などと話した。その後イギリス、フランス、ドイツなどヨーロッパの首脳らを交えた異例の拡大会合が行われている。トランプ氏は会談を終えたあとプーチン氏と電話で会談する考えを示していて、ゼレンスキー氏を交えた3者会談が実施できれば戦闘を終わらせるチャンスは十分にあると強調している。
