米国の同時多発テロから23年を迎えた11日、米国・ニューヨークでは追悼式典が開かれた。2001年のテロで倒壊した世界貿易センタービルの跡地「グラウンドゼロ」の式典には、バイデン大統領とハリス副大統領のほか、トランプ前大統領らが出席した。前夜の討論会で初対決したハリス氏とトランプ氏が握手を交わす場面もあり、そろって犠牲者に黙とうをささげた。グラウンドゼロでは、イスラム過激派組織アルカイダにハイジャックされた旅客機がビル2棟に突っ込み、日本人24人を含む約3000人が犠牲となっていて、式典では全員の名前が遺族により読み上げられた。バイデン大統領らは別の旅客機がハイジャックされ、墜落したペンシルベニア州の現場も訪れ、先ほど国防総省の現場でも献花をした。