高松宮殿下記念世界文化賞授賞式典が明治記念館で行われた。常陸宮妃華子さまがヴィヤ・セルミンスさん、彫刻部門のオラファー・エリアソンさん、建築部門のディエベド・フランシス・ケレさん、音楽部門のウィントン・マルサリスさん、演劇・映像部門のロバート・ウィルソンさんの5人にメダルを授与。ロバート・ウィルソンさんは芸術の持つ力について「政治と宗教は常に私たちを分断しますが、芸術は人間をひとつにする可能性があります」などと涙ながらに述べた。このあと、岸田首相が会場に駆けつけ、緊迫するイスラエル情勢などに言及し「そうした時こそ分断と対立ではなく協調を重んじ新しい社会・文化を築いていかなければいけない」との思いを示した。祝宴では、アメリカのヒラリー・クリントン元国務長官が国際顧問を代表し乾杯の発声を行った。この日誕生日を迎えた音楽部門のウィントン・マルサリスさんがサプライズでトランペットの生演奏を披露し会場は温かいお祝いの雰囲気に包まれた。