高丸重信氏は18世紀のフランスの城に住みたいという夢を叶えるため、独学で自ら設計を手掛けた。施工会社からは匙を投げられ、高丸氏の手で千葉・柏市に家を建てたという。玄関は初期のヴェルサイユ宮殿と同じサイズにし、応接室は曲線で繊細な装飾を特徴とするロココ様式に。装飾は手作りで、フランスの雑誌、古い映画を参考にしたという。パーティーなどに使われる舞踏の間にはだまし絵の技法が取り入れられ、礼拝堂も設置。なお、高丸氏の邸宅はフランス城主会から城として認められている。手作りした地下室ではワインを貯蔵。テレビなど現代の生活用品があると雰囲気が損なわれるとして、絵画で隠している。高丸氏は理解ある夫人に感謝した。