ゼレンスキー大統領が、国連総会を前に戦果を強調している。ウクライナのゼレンスキー大統領は14日に、「ロシアが一方的に併合したクリミアで、ロシア軍の地対空ミサイルを破壊した」と発表した。ウクライナ軍は15日に、「ウクライナのドネツク州の激戦地のバフムトの南に約10キロの位置にあるアンドリーイウカを奪還した」と発表した。ウクライナ軍の幹部はSNSに、「これはさらなる攻勢につながる、鉄道の完全制圧を意味する」と投稿した。ゼレンスキー大統領も、「ウクライナにとって切望していた重要な成果だ」とコメントしている。ゼレンスキー大統領は、来週の国連総会への出席を前に、「着実に領土の奪還を進めている」と強調している。一方、アメリカのホワイトハウスの高官は、「バイデン大統領がゼレンスキー大統領と来週、首都のワシントンで会談する」と発表した。15日にホワイトハウスでサリバン大統領補佐官が、「バイデン大統領は、ウクライナへの支援を主導し続ける決意を、世界に向けて再確認する」と話した。アメリカは来週中に、ウクライナへの新たな軍事支援を発表する見通し。