トランプ政権が再び誕生する中、ヨーロッパとしてウクライナへの支援をどうしていくのか。ロシアによる侵攻開始のあとEU(ヨーロッパ連合)の加盟国と周辺国が設立したヨーロッパ政治共同体の首脳会議で話し合われている。議題の中心はやはりトランプ氏の勝利で、終日話し合われた結果、今はヨーロッパの強固な団結を示すべき時であるとともに米国への依存度を下げるべきだという意見で一致し、フランス・マクロン大統領は「ヨーロッパの利益を守るための準備はできている」と述べた。会議には、ウクライナのゼレンスキー大統領も出席しトランプ氏がウクライナ支援から手を引くことがないようヨーロッパ各国に協力を求めた。出席者の大半はこれを支持したが、ハンガリー・オルバン首相は「ヨーロッパは停戦に向けて積極的な役割を果たすべきだ」と述べ、トランプ氏の勝利をシャンパンではなくウォッカで祝ったとした。