処理水放出から1か月余が経った。中国政府は日本産の水産物の輸入を今も禁止しており、中国の国番号からの嫌がらせ電話も続いている。北京の空港で取材すると旅行自体は楽しみにしているという声が聞かれた一方で、海産物に関しては「食べるかどうかまだ決めていない」「食べない」といった声が聞かれた。中国メディア報道などを根拠として処理水に対しては未だに反対の声が根強く、一部の旅行会社によると団体旅行の数は減っているという。一方で日本に行く人はリピーターが多く、そういった人は処理水の関する報道にも冷静に受け止めている。