山下さんのドル円予想レンジは146.90円~147.90円。注目ポイントは“ボラティリティー低下環境下の円キャリートレード”。ECBの声明文の利上げ打ち止めを示唆するような文言があることから利上げサイクル終了との思惑が広がり、ユーロやイギリスポンドなど対欧州通貨でドル高が進んだ、アメリカの生産者物価指数などが市場予想を上回り新規失業保険申請件数は前週比減少し堅調な雇用がしめされいずれも強い内容だったがFOMCを来週に控え米金利の上昇が限定的だったことも影響し、ドル円の値動きは限定的だった、様子見姿勢が続くと考えているが堅調な米経済指標を背景としたドル買いを見込み緩やかな円安ドル高を予想するとのこと。また、円キャリートレードがドルを下支え、アメリカ金利の明確な低下を確認できるまでは介入の効果は一時的か、などと説明「市場は来週のFOMCで利上げのスキップを見込んでいるが、落ち着きを見せてきた物価関連指標もエネルギー高などを主要因に反発してきていて、どのような発信がFRBからなされるかに注目している」などと話した。