大手銀行各社が変動型の住宅ローンの金利を0.15%引き上げる。三菱UFJ銀行、三井住友銀行、みずほ銀行の3行は、今月から変動型住宅ローンの基準金利を0.15%引き上げる。既に住宅ローンを借り入れている人が対象で、約17年ぶりの引き上げ。日銀が7月に利上げをしたことを受けた対応。一方、新規の借り入れについては対応が分かれていて、三井住友銀行は基準金利を0.15%引き上げるが、みずほ銀行は据え置きに、三菱UFJ銀行は顧客によって優遇幅を拡大する。専門家の試算では、4000万円を返済期間35年で0.4%の変動金利で借りた場合、金利が0.15%上昇することで返済額は年間3万1728円、総額111万480円増えるという。