日本とアメリカの金利差縮小で円高が進む。アメリカの利下げによる円高について、三井住友DSアセットマネジメント・市川雅浩氏は「2007年・2019年は不測の事態による『リスク回避』で『円買い』が進んだ。2001年は日銀の量的緩和策の発表により円安につながった」と解説。今回の『アメリカが利下げ・日本が利上げ』と言う局面は2000年以降では初。円高が進む可能性があるが、急激に円高が進むと1年後には株安のリスクがあり、緩やかな円高であれば輸出企業への影響は限定的だという。2000年以前の円相場の最高値はメキシコ通貨危機などの影響で1995年4月につけた79円75銭。