春闘の集中回答日のきょう、金属労協では、経営陣から回答が届いた賃上げ額が順次書き込まれた。トヨタなど自動車メーカー各社からは、満額回答が相次いだ。日本製鉄では、月3万円アップの要求に対し、3万5000円の回答で、約50年ぶりの高水準となった。日本製鉄の担当者は、経営課題に取り組むうえで、有為な人材を確保し、活躍してもらうために必要だと判断したなどとした。物価高でコストが増加するなかで、中小企業が利益を十分に確保できる経営ができるかどうかが、日本全体の賃上げ実現のカギとなる。
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