三崎黒潮キンメを取り扱う水産業者の石井さん。幼い頃から釣りが好きで魚に親しんだ。高校卒業後はサラリーマン生活を送っていたが、魚に関わる仕事がしたいと三崎のキンメダイ漁船で働き始めた。漁業の厳しさを知り、漁師が命懸けでとったキンメダイの魅力を伝えるために水産会社をたちあげ三崎黒潮キンメのブランド化を実現した。石井さんがこの日訪ねたのは葉山町に最近オープンした和食店で、三崎黒潮キンメを営業した。更に手軽に食べてもらうため自家製の塩麹漬けなど加工品作りもしている。石井さんの妻・優子さんは高校の同級生で24歳で結婚。水産業界への転職も後押しした。加工品はネットで販売すると評判を呼びヒット商品となった。石井夫婦に三崎黒潮キンメを使ったアイデア料理を教えてもらった。優子さんが作ったのは切り身にタマネギなどを合わせ、バターを加えアルミホイルで包んだ後に水を注いだフライパンで蒸し焼きにするホイル焼き。石井さんが作ったのはアラを使ったみそ汁と、出汁を米と合わせ身などを乗せて炊いた炊き込みご飯。