広島県三次市の三良坂平和美術館でダンボールを使ったアート展「ダンボールワンダーランド」が開かれている。特徴は遊べること。2つの展示室にある小さなおもちゃから遊具まで、すべてダンボールで作られている。美術展が始まるおよそ2週間前、段ボール会社からおよそ1トンの段ボールが運び込まれた。美術館のスタッフだけでなく地域の人たちも手伝う。ダンボールにちなんだ作品をアーティストに依頼し、本格的な作品も並べた。広島市在住のダンボール造形作家・島村祥太さんの作品を紹介。市内にあるデイサービスに通うお年寄りたちにも作品の制作を依頼した。遊べる美術展を企画したのは元泉館長の強い思いから。元泉館長はこれからも手作りの展示会を企画し、子どもたちに美術を身近に感じてほしいと考えている。アート展は今月24日まで開かれている。