大手回転寿司チェーン・くら寿司では円安などの影響で輸入の魚の仕入れ値が上昇。特に輸入サーモンの仕入れ値が2~3倍になっている。円安の影響を受けづらい国産のネタ数を拡大中。去年から各地域でとれた魚をその地域の店舗で販売する取り組みを開始。埼玉県の店では「三浦半島炙り釣り金目鯛」を提供。また、AIが自動的にエサを与えた「はまち」や「熟成真鯛」も提供。適量なエサを与えるため、高騰するエサ代を節約できたり、人件費を抑えたりすることが可能になった。こうした取り組みで国産魚のコストの上昇を抑えた結果、扱う国産の種類は拡大。以前は約30種類だったが、今は輸入よりも多い約130種類まで増えた。