低体温症は長時間気温の低い環境で過ごす事などで身体の深部体温が35度以下になることで、震え・眠気等の症状が発生しその後血液が脳に行かなくなり脳卒中や意識障害を引き起こし死亡するケースも有る。過去10年間では熱中症よりも低体温症で亡くなる人の方が多く、去年だけでも1450人が亡くなっている。去年までの10年間で377人が低体温症で緊急搬送されており、1月が最も多く次いで12月に多い。また発症場所の74.8%は屋内であり、搬送車の81.4%が入院が必要な中等症以上であった。専門医は室温は20℃以上に保つのが良いとしており、全国平均では20℃を下回っている。ひとり暮らしや基礎疾患のある人は特に注意が必要で寒い場所で発作や骨折を起こすと低体温症の危険がある。