神奈川県は県独自の“ライドシェア”の導入に向けて夜間のタクシー不足が指摘される三浦市を実施主体とし、ドライバーの運行管理を地元のタクシー会社が担う実証実験をことし4月から行ってきた。この実証実験が来月16日に終わるのを前に本格実施の仕組みについて話し合う検討会議が県庁で開かれた。県は当初、本格実施にあたってはタクシー会社を主体とする形を目指してきたが、実験の結果で試算すると赤字となることなどから引き続き三浦市とする案を示した。また実験に参加していた2社のうち1社が運行管理を担うほか、それに伴う人件費などの不足分を市が負担することも示され了承された。神奈川県版ライドシェアは来月17日から導入されることになる。