新潟市に本社がある(パックごはん」メーカーでは一日当たり123万食のパックごはんを作っている。大きく伸びる需要に応えるためことし、生産ラインを倍にして供給体制を強化した。こうした中、悩まされているのが生産コストの上昇。コメの仕入れ値をはじめ電気代や包装代、輸送費も上がっている。メーカーではことし12月の出荷分からパックごはんのすべての商品を税抜きの希望小売価格でおよそ11%から14%値上げすることにしている。値上がりの傾向は秋の味覚の代表格、さつまいもでも。埼玉県ふじみ野市のJAの直売所では600グラム400円前後の値段で販売。去年の同じ時期より1割ほど高いという。埼玉県三芳町のさつまいも農家、伊東藏衛によると、ことしは天候に恵まれ豊作だが、肥料や雑草を防ぐためのシートの費用が去年と比べて1.5倍ほどになるなど経費が高くなっている。この食品の値上がりを巡ってはこんな調査結果も出ている。民間の信用調査会社、帝国データバンクによると来月値上げされる食品は今月より一段と増えて加工食品や飲料など2000品目を超える見通し。背景には異常気象などによる原材料高や物流費、人件費の増加などがあるとのこと。