三菱自動車を特集する。日本市場に活路はあるのか。中間決算で92億円の最終赤字となった。いま、日本市場を重視する姿勢を打ち出している。三菱自動車の加藤隆雄社長は、政治的な規制が急に決まったりすると、方針を変えなくてはならないので、海外市場が少しむずかしくなったという。販売市場の8割が海外を占める。中間決算ではトランプ関税の影響を受ける北米だけでなく、世界の多くの地域で販売台数を減らした。日本市場を強化していくという加藤社長。ブランドが受け入れられやすいところで商売を広げるという。限られたパイを奪い合う日本市場でシェア拡大は可能なのか。ミニバンの客層拡大がカギになるとみられる。耐久性・安定性を売りにすることで新たな客層を取り込めないかと考えているという。日本市場でもまだ販売台数を増やす余地があると見ている。かつての人気車種を国内で復活させる方針もある。したたかにオポチュニティをみつけて挑戦していくと加藤社長は語った。
