油井さんに1番印象に残っているミッションを尋ねると、日本の新型補給機HTV-Xが到着した時だと答えた。HTV-Xの開発には油井さんも携わっていて、今年10月に打ち上げが成功したのだ。油井さんは「遠くで小さくHTV-Xが見えた時点で感激で涙が出そうになった」と話した。ただそのHTV-Xのキャッチは難しいミッションだったという。ISSは地球を90分で1周するほどの速さで周回しており、HTV-XはISSにスピードをあわせ接近する必要がある。最も近づいたところでロボットアームで引き寄せるが、その操作をしていたのが油井さんで、見事大役を果たした。油井さんはHTV-Xの中身については把握していなかったが、新鮮なフルーツと野菜が入っていて皆であっという間に食べてしまったと話していた。
