植野さんの予想レンジは157.00円~158.50円。本日はアメリカの経済指標がたくさん発表されるが、最近のドル円は経済データへの反応が鈍くて、どちらかというと原油とか中東情勢にらみの展開になっている。原油高によるドル高圧力は根強いが、日本政府による介入警戒感が上値を抑える展開になると思うという。注目ポイントは「日本のドル売り介入160円が防衛戦か?」。連休中のドル円の動きを見ると、最初の介入が入った160円台を超える円安を阻止するための内堀を掘ったうえで数円程度の緩衝地帯を設けた157円台に外堀も掘って円安防御のラインを二重に作ったようにみえる。政府が外貨準備で持っている外貨預金と証券は介入前の段階で184兆円ぐらいあったと推測される。原油高やデジタル赤字の拡大で増えている実需の円売りやNISAを通じた個人の外株購入だとか、日本企業の直接投資による長期マネーの日本離れなどが原因だった場合は円安で介入を止め続けるのは無理になるときがくる。
