農作物の流通などに詳しい日本総合研究所・三輪泰史チーフスペシャリストによるとまず野菜については夏の猛暑や秋に気温の高い状況が続いたことに伴う生産量の減少肥料や人件費などのコストの増加があるとしている。餌代や光熱費などの上昇のほか、夏の猛暑がニワトリの健康状態に影響して生産量が減少したという。またクリスマスケーキなどの需要が高まっていることも要因にあるとしている。三輪氏によると、野菜についてはいろいろな食材の価格が値上がりしているがそれと同じぐらいの上げ幅ということであれば農家の方々のコストを考えると適正な水準といえる。言い方は難しいけれども昔の価格水準はこれぐらいだったというのは1回リセットしなくてはならないのではないかとしている。また卵についてはこの物価高の波には逆らえない状況になっている。一昔前に比べると高いなと感じるところに価格は落ち着くのではないかと話している。