自動車大手のホンダと日産自動車が経営統合に向けた協議に入る。両社にとって競争力の向上はEVや自動運転などで新興メーカーが力を伸ばす中、急務となっている。売り上げが振るわない日産は営業利益90%以上減っており、業績立て直しが差し迫った課題になっているほか、ホンダも中国市場での販売で苦戦。可能性の中には経営統合も含まれる?という質問にホンダ・三部敏宏社長のコメント「上から下まで可能性はあると思う」。ホンダと日産は今年3月に協業に向けた検討を始め、8月から部品の共通化などの協議を進めてきた。成長力強化につながる戦略を描けるのか、今後の大きな焦点になる。