日産の経営体質問題点について経済ジャーナリスト・井上久男氏は日産の意思決定の遅さ、役員の多さを指摘し、ホンダが求めているスピード感に日産が対応できなかったことが経営統合白紙化の大きな原因の1つと指摘。日産の役員体制について社内取締役、ルノー、ほかの社外取締役もいてそれぞれの思惑があり意思疎通に時間がかかるとしていた。日産の今後について日産自動車・内田誠社長は、リストラ案を発表(9000人削減、3工場閉鎖、執行役員2割減)。井上氏によると日産に課された4つのシナリオは「ホンダとの再交渉」、「アメリカ・テック企業との連携」、「台湾・鴻海精密工業による買収」、「台湾・鴻海精密工業、ホンダによる買収」とみていた。デーブさんは「そもそもどちらもやりたくない。長年営業不振の日産なので、立て直しの計画も見えてこないと思う。あれだけ名車作った会社でノウハウあがって、底力があって当時ものすごく売れてる時代の社員がいますから、それでもなぜうまくいってないのかなと深い問題だと思う。ルノーとの合流もうまくいったとは言えないし、やることが遅い。ホンダはホンダで独自のセンスがあって、飛行機も作ったりしてて厄介だと思う。相乗効果は正直いってない。だからこそ台湾の投資が分かりやすい。そっちのほうがいいのではという気はする。歴史ある日産ですから、これで終わらせるわけにはいかない」と話した。