岩手県大船渡市の山林火災で、市は赤崎町の一部地域などで避難指示の解除を検討していることを明らかにした。大船渡市防災担当者は「今後、赤崎町の一部地域について、現在避難指示解除を検討中であります」と述べた。市は延焼や白煙の状況を確認し、赤崎町の大船渡湾側のエリアと三陸町の甫嶺地区で避難指示の解除を検討していることを明らかにした。解除を検討する大きな理由は、5日に降り続いた雨。焼失面積は5日と同じおよそ2900ヘクタール。雨が降ったことで、延焼は拡大していないという。避難生活が長期化する中、親戚の家などに身を寄せる人たちに支援物資が配られた。親戚宅に避難している人は「足りないものもあるので、いただけるものはありがたくちょうだいしたい」と話していた。避難所には、ボランティアも手伝って必要な支援物資が届けられている一方で、それ以外の場所に避難している人のサポートが課題になっている。