医師の働き方改革が進む中、杏林大学医学部付属病院では患者への対応を原則平日の17時までとする方針を打ち出した。これにより、手術の説明などを定時内に終わらせることが可能となった。一方で、患者の家族からは困惑の声が出ているのも実情だ。医師の働き方改革に伴う影響は他にもあり、医師が少ない一部の地域では24時間体制での医療提供が難しくなることから医師を一箇所に集約する動きも出ている。これは共に人手不足の病院で科を統合するもので、医師の働き方改革には大きな恩恵をもたらすが、地域住民は離れた病院に通う必要があるという問題も有している。