佐藤委員が上信自動車道の建設現場を取材。現場歴1年、21歳の女性がICT建機を扱っていた。GPSなどで位置情報を受信し操縦席のモニターに情報が表示され位置を把握できる。表示される設計データに沿ってアームや先端部分を動かすとデータ通りに地面を削ることができる。モニターを見ながら作業することで難易度が格段に下がった。これまでは操縦者と計測者の2人で行っていた作業が1人でも可能になった上、時間も半分で済むという。測量にもICTを導入し、2人必要だった作業が1人で行えるようになった。一番の問題となるのは高額な費用。この会社では一般建機の約2倍の価格のICT建機を11台購入した。社長はいかに無駄なく使えるように元が取れるかを考え、社員の考え方も変わったと話した。仕事が効率化できたことで完全週休2日制を実現した。