陸上・世界リレー・男子4×100mリレー決勝・バハマ:金・米国、銀・カナダ、銅・フランス、4位・日本。男子4×400mリレー決勝:金・ボツワナ、銀・南アフリカ、銅・ベルギー、4位・日本。パリオリンピックの前哨戦、世界リレーの4×100mリレー決勝に、若き「リレー侍」が挑んだ。これまでお家芸といわれるバトン技術を武器に世界と渡り合い、数々のメダルを獲得してきた日本。しかし悲願の金メダルを目指し臨んだ東京オリンピックでは、お家芸であるバトンパスで痛恨のミス。自国開催で屈辱の棄権に終わった。悔しさを糧に臨んだ今年の世界リレーの予選では、1走のサニブラウンがさい先の良いスタートを切ると、2走、3走とスムーズにバトンが渡り、リードを守ったままアンカーへ。日本は中国に迫られるが逃げきり、1位でフィニッシュ。10大会連続となるオリンピック出場権を獲得した。そして迎えた今日の決勝、サニブラウンからも熱い檄が飛ぶ。そのサニブラウンに代わり、1走に山本匠真を起用し臨んだ日本。予選同様、スムーズなバトンパスからアンカー・三輪颯太へ。メダルまで僅か0.01秒差の4着でフィニッシュした日本。パリでは世界を驚かせる走りに期待する。一方、男子4×400mリレー決勝も大接戦。11大会連続でオリンピック出場権を獲得した日本は、アンカー・川端魁人が追い上げを見せ、メダルにあと一歩と迫る4着。オリンピック初のメダル獲得へはずみをつけた。