今回の自民党総裁選挙に立候補を届け出た9人。候補を支援する推薦人に注目して見ていく。立候補に必要な国会議員20人の推薦人は候補者と共に掲げる政策を磨いたり、そして街頭演説をしたりといわば選挙戦の幹事役。小林、河野のように裏金議員の推薦人がゼロの候補者が多い中、最も多かったのが高市で13人。裏金の額が上位だった人も名を連ねている。高市は処分はすでに終わっているというスタンスで、この問題だけで選挙で公認しないというのはちゃぶ台返しだと表現して否定した。こうした主張も裏金議員が推薦人として集まりやすい環境につながったとみられている。ただ、裏金議員は隠そうということであえて推薦人に入れなかった候補もいるよう。女性議員で最も多かったのが上川で7人。高市は2人だった。一方で林、石破は推薦人に女性議員はいなかった。世襲議員で最も少ないのは上川だがどの候補者にも一定数おり、いかに自民党に世襲議員が多いのか分かる。総裁選は全国にいる党員党友票と国会議員票で決まる。日本テレビが独自に行った党員党友への調査で石破の支持が最も高く小泉、高市と続いていた。一方、国会議員票はきょう各陣営の出陣式に集まった議員の数を見てみると小泉が34人でトップ。高市が5番目で23人、石破は6番目で22人だった。