芸歴20年以上のホラン千秋は5歳の時にキッズモデルとして芸能界入り、モデルという仕事を認識はしていなかったがメイクなどで可愛く撮ってもらえるのは嬉しく大きくなってもカメラの前で仕事をすると漠然に思っていたという。しかし、キッズモデルは楽しいから続けていただけで芸能界を目指したきっかけはSPEEDで中学生になった頃アミューズのオーディションを受け合格し歌手への道を歩み出したと思われたが時代は芝居という方針となっていた。2001年当時上戸彩や深田恭子など10代の女優が活躍していた時代。しかし女優の道は険しくオーディションでは大体決まっていた状態だった。さらにホランと同じ88年生まれには戸田恵梨香や新垣結衣など女優が大豊作な年でドラマ出演が決まっても主要な役柄は同世代のスターたちが掴んでおり、そこに仲間入りできる売れっ子になるのが夢だったが叶わず、さらに同じ事務所には吉高由里子がおり、初めてのレッスンで向こうの空気に吸い込まれ手も足も出ないという衝撃的な体験をし絶対に勝てないと感じ、このまま役者をやろうと思っても彼女の世界には行けないと感じたという。
事実、吉高由里子は18歳の時に「紀子の食卓」でデビューしヨコハマ映画祭最優秀新人賞を受賞した。吉高由里子についてレッスンで演技する時、役に入るが遠慮する部分があったが吉高由里子はそのれがなくその世界に一瞬にして誘っていたという。事務所に入って5年仕事もなく大学進学を決意をするも夢が叶わなかった証であると話す。当時について諦めても他にやりたい事がなく芝居が嫌いになったわけでもなかったため諦めるということはなかったという。陣内は中川家と同期で養成所で見た時から今の中川家で漫才やコンビは辞めようと思い良かったと思うと話した。大学に進学したホランだったが夢が叶わなかった証明だったため大学のキラキラした雰囲気を忌み嫌い大学時代のエピソードはほぼないと話す。どうあがいて良いか分からぬまま2年、偶に仕事がもらえることがあっても次に繋げるができずさらにこの頃になると年齢の壁に阻まれオーディションの数も激減。家と大学、バイト先を行き来する生活を送っていた。さらに年齢の壁から辞める同期も増え、暗黒時代が拍車をかけ悶々していたという。
20歳目前で私には売れる未来はないと悟り、今のままだとズルズルいってしまうと思い環境を変えるため演劇を勉強しにアメリカに行くことを決断。日常英会話は問題なく普通の英語劇なら大丈夫だったが英語の時代劇だと状況を理解するのも大変で言い回しも違い芝居までたどり着かず、さらに仲間は応援してくれるが台本を読めるか読めないかで頑張れと言われるのが悔しく自分の無力さを痛感したという。そんな中転機となったのが父親からの言葉で「留学生にみんな期待はしていない」などの言葉で、ホランさんはそれを聞き変な強がりを辞め何もないんだそれでいいんだと思うようになったという。さらにホランさんは新たな可能性を見つけそれが人生最大のターニングポイントとなった。それは人に伝えることが大好きという事で帰国後芝居を続けてもこの立ち位置から抜け出せない、芝居以外に何が好きだったのかを考え喋るのが好きと思い出し何かを伝える仕事であれば取り組めるかもしれないと2011年にタレントやラジオパーソナリティにチャレンジしてみたいと相談しオーディションを受け受けた3つのオーディション全て受かった。13～4歳の頃からあなたじゃないなどの何度も突きつけられ存在価値ってなんだろうと思ってしまっていて求められるなら嬉しく、それに応えたいと思ったという。挫折と仕事を手にした経験からホランさんは求められている方向にちょっと委ねてみると渡れない川がすんなり渡れたりし、自分の事を思ってくれている人の助言を一回聞いてみると道が開けることがあると話した。