3日のニューヨーク外国為替市場ではこの日に発表された雇用に関する指標が市場の予想を上回り、アメリカの金融引き締めが長期化するという見方が広がったことにより円安が進んで円相場はおよそ1年ぶりに一時的に1ドル150円台まで値下がりした。その後は、円を買い戻す動きも出て1ドル147円台前半まで3円近く値上がりするなど乱高下した。円相場は現在、49銭円高ドル安の1ドル149円28~31銭となっている。鈴木財務相は「過度な変動が起きたときにはあらゆる対応を排除せず、しかるべき措置を取っていく」などと市場の動きをけん制した。一方、今日の東京株式市場は3日のニューヨーク市場で株価が下落したことで、取引開始直後から幅広い銘柄で売り注文が広がって日経平均株価は600円以上値下がりした。