- 出演者
- 糸井羊司 副島萌生 晴山紋音
オープニング映像が流れた。
連休明けのきょうの東京外国為替市場は1ドル156円台前半からじりじりと円安が進み、神経質な取り引きが続いた。きのう、為替が急激に円高方向に転じた動きについて、市場関係者の間では、政府・日銀が覆面介入を行ったのではないかという見方が強まっている。一方、東京株式市場では、輸出関連の銘柄を中心に買い注文が広がり、日経平均株価は、一時600円以上値上がりした。輸出企業にとっては業績にプラスとなる円安。ただ、今の状況については、海外で事業を展開する企業からも懸念の声が。今、市場が注目しているのが、米国で30日から始まる、FRB連邦準備制度理事会の金融政策を決める会合。利下げをいつから始めるのかが大きな焦点だが、会合後の記者会見で、パウエル議長が利下げに慎重な発言をすれば、一段と円安が進みかねない状況。一方、円安の要因は日米の金利差だけではないと指摘する専門家もいる。財務省・神田財務官は「介入の有無について申し上げることはない」、住友化学・岩田圭一社長は「こういう状況がいつまで続くのか」、元日銀理事・早川英男さんは「日本経済の実力、国力の低下が見えていてじわじわと効いてきている」などとコメント。
おととい投票が行われた衆議院の3つの補欠選挙は、いずれも立憲民主党が勝利し、自民党は候補者擁立を見送った選挙区を含め、全敗した。公明党・山口代表は、信頼回復に向けて、岸田総理大臣と今の国会で政治資金規正法の改正を実現させる方針を、改めて確認したと明らかにしたうえで「積極的な自民党の対応を求めたい」、立憲民主党・岡田幹事長は「正論でしっかりと追い込んでいく」、共産党・小池書記局長は「政治とカネの問題であいまいな決着は許さないというのが民意」、岸田総理大臣は「それ以外の改題も自民党としての方向性を明らかにしたい。解散総選挙については全く考えていない」などとコメント。
北朝鮮はことしも短距離弾道ミサイルや巡航ミサイルなどを相次いで発射。多様なミサイル開発を進めている。北朝鮮に対する制裁の実施状況を調査してきたのが、国連安保理の専門家パネル。2009年に設置され、常任理事国や日本などから8人の専門家が参加してきた。これまでに、北朝鮮が海上で積み荷を移す瀬どりや、違法なサイバー攻撃で、資金や資源を獲得していた実態を明らかにしてきた。最新の報告書では、ことし1月、ウクライナ東部に着弾したミサイルが、北朝鮮の弾道ミサイル火星11型と同じ系統だと結論づけ、制裁決議に違反して、ロシアが北朝鮮から武器を調達した可能性も指摘した。しかし、日本が議長国を務めた先月の安保理で専門家パネルの任期を延長する決議案がロシアの拒否権によって否決。30日で活動が停止となる。専門家パネル元メンバー・竹内舞子氏は「ロシアにとっても今は北朝鮮が必要な国になった」、今後、制裁違反が増えることへの懸念を示したうえで「顧客管理、商売相手への情報収集に力を入れていく必要がある」などとコメント。
天皇陛下が即位されて、あすで5年を迎える。天皇陛下は気さくな人柄で知られ、国民との心の交流を大切にされてきた。しかし、コロナ禍で、直接触れ合う機会は失われた。全国植樹祭などの恒例行事は、戦後初めて、すべて開催見送りに。皇位継承の議論に関わる東京大学・御厨名誉教授は「試練だったと思う。どうふるまえばいいのか天皇制や皇室はその時間にお考えになったと思う」と話す。天皇陛下は皇后さまと共に、オンラインを活用して、新たな形で人々とのつながりを築かれた。熊本県を襲った豪雨で被災した人は両陛下のオンライン訪問を「実際お会いしたのと変わらない緊張感と喜び」と振り返る。地方への訪問が再開されたのは、令和4年。側近によると、多くの人に迎えられ、直接交流できたことに感謝し、感動されていたという。令和6年、再び困難と向き合われる年に。この5年で新たに始まった取り組みもある。外国からの賓客との昼食会では、伝統的に西洋料理が提供されるが、両陛下の発案で、和食の前菜などが出されるように。宮内庁が始めたインスタグラムの情報発信は、フォロワーが100万人を超えた。即位から5年、象徴としてどうあるべきか、模索の歩みを続けられる。
去年、米国で見つかり沖縄に返還された貴重な文化財18点が報道関係者に公開された。琉球王朝の流れを継ぐ家の末えい、川平朝清さん。川平さんの祖父は、幕末に王家の随行員の1人として江戸を訪れている。ラジオパーソナリティーのジョンカビラさんや、タレントの川平慈英さんの父親としても知られている。返還された文化財のうち歴代の王の肖像画、御後絵が4点含まれていた。御後絵は、王をしのぶ遺影として、当時の最高の技法を駆使して描いたと伝えられているが、戦争の混乱で行方が分からなくなり、戦後79年にわたり、沖縄には10点の白黒の写真が残されていただけだった。きょう、実物が公開されたのは2点。県によると、1点は「四代 尚清王」と見られている。ただ、3枚に分割された絵の人物が誰なのかは確認できる資料がなく不明。琉球王国時代の王冠などの文化財は国宝に指定されている。御後絵も、王の関係資料のため、専門家の間では、国宝級の文化財だと評価する声も上がっている。戦争で多くの文化財が失われた沖縄。5年前には、戦後復元された首里城が火災で焼失した。川平さんは、今回返還された文化財が、王国の歴史を知るきっかけになってほしいと願う。
中国共産党は、開催の遅れが指摘されていた、長期的な経済政策運営の方針を決める重要会議「三中全会」を、ことし7月に開催することを決めた。三中全会は、5年に1度の党大会で選出される中央委員会が開く3回目の全体会議だ。不動産不況などを背景に、景気の先行きに不透明感が広がる中、どこまで踏み込んだ対応が示せるかが焦点となる。
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観光庁によると、先月、国内のホテルや旅館などに宿泊した人は、速報値で延べおよそ5486万人で、前の年の同じ月よりも8.2%増加し、3月としては過去最高を更新した。このうち、外国人の宿泊者数は延べ1270万人で、前の年の同じ月より68.2%増加し、コロナ禍前の2019年の同じ月を33.4%上回った。
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サッカーパリ五輪アジア最終予選・準決勝で、日本は、イラクと対戦した。前半28分、藤田からパスを受けたエースの細谷が2試合連続ゴールを決め、先制した。42分、荒木が今大会初ゴールを決め、追加点をあげた。日本は勝って、決勝進出を果たし、8大会連続のオリンピック出場を決めた。細谷は、しっかり優勝して、パリに行きたいなどと話した。大岩剛監督は、決勝戦に向かって、準備をしたいなどとした。
相手の本拠地で9連戦中のドジャース。29日、7試合目のダイヤモンドバックス戦で、大谷翔平は、1回、変化球にうまく合わせて、2試合ぶりにヒットをマークした。2回の第2打席は、ダブルプレーに倒れた。8回には、タイムリーヒットを放った。大谷は、5試合ぶりの複数安打をマークし、チームも勝利し、勝ち越しは7となった。
全国の天気予報を伝えた。
エンディングトーク。糸井は、新年度が始まり1ヶ月、連休のはざまで、溜まった疲れが出やすい時期だなどと話した。副島は、今週も気温の変化が大きいようだから、連休も利用して、体を労って過ごしたいなどと話した。