JR東日本はダイヤ改正にあわせ上越新幹線の東京駅から高崎駅の下りの終電時刻を20分繰り上げることを発表した。高崎駅では毎日125本の新幹線が行き交い県内外の人たちの大切な足となっているが終電時刻を午後11時56分から11分36分に繰り上げる。高崎市は終電時刻の見直しやJR東日本との協議の場の設置を求める要望書を提出した。繰り上げの理由となっているのが夜間工事の作業時間の確保。設備の老朽化が深刻化し架線やレールの交換など必要な補修工事が急増している。上越・東北新幹線は今後10年間で架線の交換は約800キロ分でレールの交換は約400キロ分にわたって必要だと試算されている。また工事の担い手不足も課題となっている。鉄道に関する工事量は約50%増加する一方工事に従事する人は約20%減少している。