さいたま放送局の齋藤恵梨キャスターが埼玉県の最北端に位置する上里町を紹介。上里サービスエリアは休憩所としてドライバーたちに人気で、高速の外からも利用可能。上里町は県内有数の梨の産地で、7月から12月まで13品種もの梨が楽しめる。相川梨園では愛宕という品種を育てていて、11月下旬から旬を迎える。上里梨の起源は江戸時代といわれ、昭和天皇に献上した記録も残っている。一方ですべてを出荷できるわけではく、今年は約300キロもの梨が規格外として処分されたそう。これを有効活用しようと町役場の原田賢大さんらが立ち上がり、「上里梨リキュール」を開発。数量限定で販売するとすぐに完売した。相川食堂では地元の郷土料理をいただく事ができ、つみっこは食堂の名物メニューの1つ。小麦粉を水で練った生地をつみとるように鍋に入れることが名前の由来だそう。創業60年の食堂は町の人たちの憩いの場として愛されている。晩秋の味覚を守りつないでいく人たち。おいしさと、出会った人たちの上里への思いに触れた旅だった。