東京・港区北青山のITOCHU SDGs STUDIOでは音や感情を表現したオノマトペを題材とした「オノマトペ処方展」が行われている。社会を良くする言葉を処方箋として提供する薬局をコンセプトに、オノマトペの効果を学んでいくものとなっている。スポマトペというコーナーは掛け声が体に与える力を掛け声によって考えるものとなっていて、前屈の際には「ニャー」と声を掛けると身体が柔らかになるのだという。掛け声には体の力が抜けたりしっかり力が入る力があるのだという。パパママトペというコーナーでは子どもとのコミュニケーションで役立つオノマトペが紹介され、しっかり手を洗う際は「ごしごし」、ものを丁寧に扱ってほしい時は「そぉーっと」など抽象的なことを子どもが理解できるようにするオノマトペも紹介されている。カラダマトペというコーナーでは身体の違和感の表現方法が紹介され、目の違和感は「ヒリヒリ」「ゴロゴロ」と言った言葉を伝えることで不調の種類を伝える事が可能と紹介されている。JR上野駅では「エキマトペ」という電車の進入の音などをモニターにオノマトペで表示させることで、聴覚障害を持つ人でも電車が来ることを把握できるようにする実証実験が行われている。この技術を活用して音を日本語と英語のオノマトペで表示するシステムも開発中となっている。イベントは入場無料で来週月曜日まで行われる。
住所: 東京都台東区上野7
URL: http://www.jreast.co.jp/
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