ドライバーの時間外労働の上限規制強化にともなる「2024年問題」では、茨城県内でも路線バスの減便などの影響が出ている。こうした中、移動の手段を確保しようとつくば市・土浦市・牛久市・下妻市は来週27日から一般のドライバーが有料で人を運ぶ「ライドシェア」を開始する。ドライバーは事前応募があった一般の76人が務めることとなり、きょう牛久市で行われた報道陣向けの試乗会では、普段は東京の総合商社に務める会社員の福本大輝さんがドライバーとして参加した。福本さんは「地元に貢献したい」と手をあげ、休日等に活動する予定とのことで、きょうの試乗会ではゆっくりアクセルを踏むなど丁寧に運転をしていた。このライドシェアを利用するには専用ウェブで予約が必要で、利用方法は地域によって異なり、牛久市では事前に登録した自宅と駅や市役所など決められた施設感を移動できるという。