ことし4月から先月までの今年度の上半期に首都圏で発売された新築マンションの1戸当たりの平均価格は7953万円と過去最高となった一方で発売された戸数はこれまでで最も少なくなった。調査会社によると今年度の上半期に東京、神奈川、埼玉、千葉の1都3県で発売された新築マンションの1戸当たりの平均価格は去年の同じ時期に比べて1.5%上昇し7953万円となった。調査を始めた1973年以降、年度の上半期としては最も高くなりこのうち東京23区の平均価格は1億1051万円とこちらも過去最高となった。資材や人件費の値上がりによって建設コストが増加していることに加えて用地の取得にかかる費用が増えたことなども背景にあると見られている。一方、首都圏で発売された新築マンションの戸数は8238戸と去年の同じ時期と比べて29.7%減少しこれまでで最も少なくなった。