調査会社、不動産経済研究所のまとめによると東京、神奈川、埼玉、千葉の1都3県で去年1年間に発売された新築マンションの平均価格は7820万円でおととしを281万円、率にして3.5%下回った。これは東京23区で3億円を超える高額物件の発売が少なかったためで東京23区の平均価格はおととしを26%下回る1億1181万円だった。ただ、それ以外の地域は上昇している。東京の23区以外の地域は8.9%増の5890万円、神奈川県は6%増の6432万円などとなっている。一方、去年1年間に1都3県で発売された戸数は2万3003戸と1973年の調査開始以降、最も少なくなった。都心での用地不足に加え建設現場の人手不足などで工期が延び販売時期が遅れていると見られますがその分、ことしは去年より13%増え2万6000戸の発売が見込まれているという。