町が示した計画で港新設の候補地とされた比川地区で臨時の総会が開かれた。比川地区では代々暮らす人たちと自衛隊関係者の人数の差がなくなってきており、自治公民館長は自衛隊の方が多くなる可能性があるので自治のあり方を考えなければいけない、元々の住民の意思とは別に数で押し切ることも可能になると話した。政府はインフラ整備対象の選定を進めていたが、最初の発表で与那国町の空港や港は指定されなかった。町は自衛隊の強化を受け入れてきたが、地域活性化の策は思うようにいかなかった。指定されなかったことを受けて、町議会も政府への要請に乗り出した。