家電修理人の今井さんに密着。今回は愛媛・清須市にある「コーヒーとパンの店 モカ」の兼島さんから約40年前のコーヒー豆焙煎機を直してほしいと依頼があった。離婚後2人の子どもを引き連れて清須市に店舗兼住宅を購入した兼島さんは、閉店する喫茶店から焙煎機を譲ってもらった。それ以来兼島さんの心の拠り所になっていた大切なものだったという。今井さんはまず電源が入らない原因を探るため本体を分解した。焼け焦げたサーモスタットを取り外し、新品に付け替えた。内部を冷却するファンは熱で溶けて手の施しようがなかったため、新しいファンを注文した。焙煎後のコーヒー豆受けはホコリまみれになっていたため、金ブラシなどを使って汚れを落とした。焙煎後の豆を冷ますファンは変形していたため、新しいものを取り寄せた。1週間後、届いたファンを取り付けた。基盤の部品が外れていて動かなかったため、今井さんの部品ストックから新しいものを取り付けた。焙煎機は蘇り、駆けつけた兼島さんとともに動作確認をした。