きょうは世田谷区や港区、目黒区などに、特殊詐欺の電話がかかってきている。今月、埼玉県桶川市に住む80代の女性の自宅に銀行の職員と名乗る男から口座を調べたらキャッシュカードがすり減っていることが分かった。部下があなたの家の近くにいるのでカードを渡して新しいものと交換してほしいと電話があった。さらに男は電話をつないだまま暗証番号などを聞き出したうえでカードを封筒に入れて待つように指示。部下を名乗る男が到着すると女性の隙を見て別の封筒と取り替えてカードを持ち去った。女性の口座からはおよそ28万円が引き出されだまし取られた。詐欺グループは複数の人物が同時に動き今回のように電話をつないだままあなたの家を実際に訪れるケースも少なくない。カードを封筒に入れさせるのは詐欺グループがなるべく怪しまれずカードを持ち去るために使う手口の1つ。見知らぬ人物が訪れてキャッシュカードを渡すよう求められたら詐欺を疑ってすぐに警察や家族に相談を。