- 出演者
- 寺門亜衣子 金子貴俊 加藤夏希
今回は落雷からどう身を守る方法などを紹介していく。日本では年間を通して雷が発生していて、1年間に約100万回発生している。落雷の被害を防ぐ方法の1つが気象庁の情報を活用することで、前日の天気予報や
2005年7月の千葉県・白子町の海水浴場では昼前に激しい雷鳴が発生しはじめ、監視員が遊泳客を浜辺に誘導した。しかし誘導中に海に入っていた男性2人を直撃し、さらに浜辺にいた7人が感電した。この事故で雷が直撃した2人のうち1人が亡くなった。他にも落雷は野外コンサートで気に落ちた雷が雨宿りしていた人に飛び移ったケースなどもあった。
直撃雷、側撃雷の実験映像を流した。雷の電圧はおよそ1億ボルト、温度は数万度。木に落ちた電流は人間の体液は木よりも電流を通しやすいため人に飛び移る。木の側は危険とのこと。保護域の領域はどこか検証した。保護域は高い木を45度に見上げる二等辺三角形のとことだという。枝葉からも2m離れた方がいい。地電流という地面を流れる電流によって感電する。落雷時にどこに避難するのが安全かの正解は頑丈な建物の中。テントやあずまやは危険。乗り物の中は安全。Q「安全な場所がない場合どこに逃げる?」正解は「電線の下」。Q「落雷から身を守るポーズは?」正解は「両足をそろえてしゃがむ」。鼓膜も守る。
私たちの暮らしを変えた100年の災害。1959年9月伊勢湾台風は、記録的な勢力で上陸。名古屋など伊勢湾沿岸には最大で3.89mの高潮が押し寄せた。死者・行方不明者は全国で5098人。この被害を契機に1962年災害対策基本法が制定・施行。防災から復興まで総合的に制度が整備され、現在もなお災害時に国土や国民の声明や財産を守るための指針となっている。
雷から実を守るために知っておきたい雷○×クイズを出題。第1問「雷は天気が急変し雨が降ると落ちる」。正解は×。雲の横から放電が伸びて落ちる写真。これを青天の霹靂と呼んでいる。積乱雲のスケールが非常に大きいので、積乱雲の色んなところから雷が落ち、豪雨の真下だけでおきるものではないということがわかってきている。落雷から身を守るポイント「30分ルール」は、何も情報がないときには最後の雷から30分間経てば行動を開始してもいいという。
第2問「金属製品を身に着けていると落雷にあいやすい」。正解は×。2体のマネキンを使った実験で、金属を身に着けていないほうのマネキンに落ち、続けて雷を発生させると今度は金属を身に着けてるマネキンに雷が落ちた。実験結果、どちらのマネキンにも雷が落ちた。したがって、金属を身に着けているかいないかは落雷に影響しない。最近の研究で、金属が最後の最後に身を守ってくれることがわかってきていて、金属を身に着けていたほうが助かる可能性もあるという。第3問「雷が発生しているときは家の中にいれば絶対安全である」。
雷の影響を受け壊れたテレビ。中の回路が破損。これらは雷サージと呼ばれる現象によるもの。雷サージとは、離れた場所に落ちた雷が電線や通信ケーブルなどを伝って屋内に流れ込み、テレビやパソコンなどの電化製品を故障させるもの。雷サージによる異常な電流が電子回路を破損させる。雷サージの怖さはそれだけでなく、破損した回路が発火し火災を引き起こすことがある。さらには人間が電子機器や家電製品に触れていると感電してしまうこともある。人が感電することを防ぐには、電化製品から1m以上離れ部屋の中心にいれば電機が伝わらず安全。
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- 雷サージ
雷は家の中にも被害を及ぼす。電線を伝ってくる。雷サージは、近くに落ちて電線や電話線を伝わってくる。空気中も電磁波により伝わり家の中にやってくる。パソコンや洗濯機が壊れることがある。スマートフォンも被害を受ける可能性がある。避雷器を設置するのがいい。電気を通さない機能がある。避雷器を検証する。電子機器に被害が出ない。雷サージを防ぐタップも市販されている。緩和する機能が内蔵されているという。通信ケーブルからの雷サージを防ぐものもある。雷の強さによっては防げない場合も。その場合は電源を抜いておくのがいい。ゴロゴロと鳴ったらコンセントを抜く習慣が日本にもあった。
雷予測システムの導入が進んでいる。愛媛県中学校体育連盟の理事長の池内さんは、雷の探知機を見せてくれた。十年前から活用しているとのこと。半径40キロメートル先の雷を検知する。3段階のアラームで知らせる。競技の継続の判断に活用している。個人の判断では難しいとのこと。奈良県高等学校野球連盟は落雷事故をうけ、新たに雷の探知機を設置。64キロメートル先の雷を検知するという。試合中断などの判断に活用する。愛知県の中部大学では、気象データをもとに雷の危険度を知らせるシステムを導入。半径10キロの範囲で落雷が発生することを予測。赤ランプの点灯やアラーム音で警告。
システムがどんどん普及するといいとスタジオ出演者がいう。雷予測は気象庁のホームページにも載っている。誰でも利用できる。雷ナウキャストという。雷の活動度を4段階に色分けして表示。落雷を観測した場所も表示する。オレンジ色は警戒、紫はすぐに避難行動が必要だ。スマホでチェックしながら行動をしてほしいとのこと。落雷から身を守るために、気象情報はこまめにチェック、はやめに建物や車に避難&雷しゃがみ、予定変更をためらわない。家族や友達と雷のときの避難について話すことも大切だ。