「未練は全くない」、晴れやかな表情で引退への思いを語った、フィギュアスケート・宇野昌磨選手。「宝物」のような21年間の競技生活だった。宇野選手がスケートを始めたのは、5歳のとき。きっかけは、スケート教室で浅田真央さんに声をかけられたこと。その後、オリンピックに2大会連続で出場。日本のフィギュアスケート史上最多となる3つのメダルを獲得。そして、全日本選手権4連覇、世界選手権2連覇など華々しい成績を残してきた宇野選手。引退を考え始めたのは、2年前。きっかけは2人の仲間の存在だったという。宇野昌磨選手は、「ゆづくん(羽生結弦さん)の引退だったりネイサン(ネイサン・チェンさん)に引退もあり、ずっと共に戦ってきた仲間たちの引退というのを聞いてすごく寂しい気持ちと取り残されてしまったという気持ちもありましたし、そういったところから自分も考えるようになったかなと思います」とコメント。会見後、フジテレビの番組に生出演。そこでサプライズメッセージを寄せたのは、宇野選手が競技を始めるきっかけとなった浅田真央さんと交際を公言している本田真凜さんだった。